写真に有るように8月にはすばらしい畑の姿であったわけですが、日本列島を縦断して行った台風の傷痕はかくも悲惨なものでありました。
どこの畑も風の通った方へ茎が傾き、場所によっては風が渦を巻き茎が絡み合った状態で倒れていました。
ただこの状態でも救いなのは、倒れた茎が地面に対して15cm程度の隙間があったこと。地面にぴったりとくっついていたのでは残った実が水に漬かってしまい、それこそ台無しになるところでした。また、刈り取りに入るコンバインも地面から10cm程度浮いていないと切歯が入らずに刈り取り不能となってしまいます。
悪いことは続くもので、このあと11月上旬刈り取りをしている真っ只中、初雪があたりを一面銀世界と変えてしまいしばらく機械が畑に入れない状態が続いたそうです。
この結果、当初夏場に予測された収量(前年比150〜200%の予定だった)の半数で、それでも結局前年並みの収穫ができました。後はJAの皆さんの努力による調整と精選に期待し、すべてを託すのみです。
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